智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい。
育児をプラスに!I K U G+
ごろうです。
意外と人間関係ほどやっかいなものはないかもしれません。
大好きなはずの家族にしてもそうだ。
とんでもなくカワイイ赤ちゃんにせよ子どもたちにせよ。
あるいは最愛の夫や妻、両親など大人たちにも、
濃淡あれど日々翻弄されてはいないだろうか。
職場もわかりやすい。
商社マン時代に
「お前の給料の半分は人間関係料だ!
(だから俺のいうことには絶対服従・・・!?)」
なんて上司に言われたこともある。
確かにそうかもしれないと諦観していた昔が懐かしい。
「人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。
矢張り向う三軒両隣りにちらちらする唯の人である。」(『草枕』)
夏目漱石の頃とは時代も違うが、今も昔も本質は変わらない。
直接的にも間接的にも自分と関わりのあるヒトたちが自分の世界を作っている。
ぼ〜っとしていると翻弄されるばかりである。
僕は性格的にもぼ〜っとしており、悲しいかな、この真実が肌感覚でよくわかる。
この荒波に立ち向かうには自分の軸をもつことが大切だ。
他人軸ではなく自分軸。
主体性をとりもどす必要がある。
そうして自分とつながると育児も仕事も楽になる。
たとえば、WiFiの電波の表示🛜がわかりやすい。
三本だとサクサクだが一本だけだと心許ない。
つながっていないとどうしようもない。
陰陽の八卦の図もわかりやすい。
つながっている線(一)が陽(力のある状態)
途切れている線(--)が陰(力のない状態)
64卦を小難しく説いているのが『易経』だ。
この『易経』にとても興味深いことが書かれている。
つながりがない状態が続くとどうなるか?
「龍野に戦う。その血玄黄なり」
(りょう、やにたたかう。そのち、げんこうなり)
何やらものものしい感じが漂うが、
その直感は正しい。
一言で言うと
キレる
ストレスが溜まってキレてしまう。
途切れた状態の究極が実際に“キレる”こととは面白い。
育児でも仕事でも
自分自身を尊重しないで行う育児や仕事は
単なる作業に陥りがちだ。
自分は何者か?自分自身の特徴・個性・ユニークさをよく理解することが第一。
そして自分の独自性を絶対的に尊重したい。
他人の目や評価に過剰に自分をゆだねると危険だ。
唯一無二の素敵な自分自身と切れてしまう。
最も愛すべき素敵な自分とキレていませんか?
自分とのつながりを大切に!