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なぎさです。
先日、子どもたちの通う小学校で
「観月会」というイベントがありました🌝
夕方から校庭に集まって、みんなで月を観ようというなかなか風流な行事です✨
が、しかし!当日校庭に集合したものの、あいにくの雨で月は全く見えず…💦
それでも、子どもたちは休日に先生や友達に会えたのが嬉しかったようでした💓
月と言えばうさぎを連想する方も多いのではないでしょうか🐇
実は、この「月のうさぎ」のお話は日本だけではなく、
世界中に似たような伝説があるそうです✨
【日本】餅つきをするうさぎ」
日本では、月に「うさぎが杵でおもちをついている」と言われます。
そのもとになったお話は、こんなお話です。
ある日、おなかをすかせた旅人がやってきました。
猿は果物を、狐は魚を持ってきましたが、うさぎは何も持っていません。
困ったうさぎは、「僕を食べてください」と火の中に飛びこみました。
それを見ていた神さまは「なんて優しい心なんだろう」と感動し、
うさぎを月にのぼらせたそうです。
【中国】「不思議な薬をつくるうさぎ」
中国でも、月には「玉兎(ぎょくと)」とよばれるうさぎがいます。
でも日本とちがって、うさぎはおもちではなく「不思議な薬」をついているんです。
この薬は「不老不死」、つまり「いつまでも元気で生きられる薬」。
月に住む女神・嫦娥(じょうが)が飲んだ薬を、
今もうさぎがせっせと作っていると伝えられています。
【インド】「自分を捧げたうさぎ」
インドの仏教のお話にも月のうさぎが出てきます。
ここでもやっぱり、うさぎはとても優しい心の持ち主です。
おなかをすかせた旅人に食べ物をあげようとしましたが、
何も持っていなかったうさぎは、自分を食べてもらおうと火の中に飛びこみました。
神さまはその勇気をたたえて、うさぎの姿を月に映しました。
このお話が中国に伝わり、日本へやってきたと考えられています。
【メキシコ】「月にひかれたうさぎ」
はるか遠く、アメリカ大陸のメキシコにも月のうさぎのお話があります。
神様ケツァルコアトルが旅をしていたとき、
うさぎが「ぼくを食べてください」と自分の体を捧げました。
神さまは「きみの気持ちはわすれない」と、うさぎの姿を月に映しました。
日本や中国のお話と、とてもよく似ていますね。
【アフリカ】「いたずらうさぎ」
アフリカの南の国には、ちょっと変わったお話もあります。
神様から「人は死んでもまた生きかえるよ」と伝えるように言われたうさぎ。
ところがうさぎは「人は死んだら二度と生きかえらない」と、
間違えて(あるいはわざと?)伝えてしまいました。
そのせいで、人は死んだら戻らなくなってしまった――。
ここでは、うさぎはやさしい動物というより、ちょっとずる賢いキャラクターです。
こうしてみると、月のうさぎはインドから中国、日本、
さらにメキシコやアフリカにまで広がっています。
国によって少しずつ違いますが、
どのお話にも「人を思いやる心」や「神様と月」という共通点があります。
もうすぐ十五夜🌝
世界中の子どもたちも、同じ月を見ながら、うさぎの物語を想像してきたと思うと、
月を眺める時間がもっと楽しくなりそうです。





