〜育児をプラスに!〜

育児とキャリアのハッピーシナジーを楽しもう

10年!(なぎさ)

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なぎさです。

 

先週は夫の誕生日でした。

いくつになるんだっけ?と夫と話していたら、

出会ってから10年になることに気がつきました。

 

私「え!?もしかしてスイートテン?」

夫「いやいや、全然スイートじゃないでしょ?」

私「なに!?ビターな10年だったってこと?」

夫「うーん…スパイシー!?

 

こんなくだらない会話で爆笑し合いました。

 

子どもが産まれていろいろ変わったことのひとつに

夫との関係性があります。

 

2人きりだったときはほとんど喧嘩もなかった私たち夫婦。

正直親になってから腹が立つことも喧嘩することも増えました。

 

2人の時は向かい合っていたし、

それぞれ好きなことをやっていたので、

お互いの良いところしか見えていませんでした。

 

子どもが産まれてからは共通の目標が生まれ、

同じ方向を目指す同志のような感覚になりました。

相手の長所に見えていたところが短所に見えたり、

これまで知らなかった部分が見えてきて、

自分とは異なる価値観に驚いたりすることもありました。

 

そうやって親としても夫婦としても

少しずつ成長してきた気がします。

 

特に我が家が不妊治療や流産なども経験し、

甘いというよりは刺激的な10年だったかも!

 

なにはともあれ、

夫よ、お誕生日おめでとう!

健康に気をつけて

これからも共に歩んでいきましょう。

今日誰のために生きる? 2 (ごろう)

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ごろうです。

 

最近のお気に入りの本、

 

『今日誰のために生きる?』 

ひすいこたろうX S H O G E N 著(廣済堂出版

 

から、また衝撃的でほんわかとするお話を共有したいと思います。

日本人にとっての日常のあたりまえの中にちょっと使命感が感じられるような話です。それは、

 

虫の音がきこえる

 

清少納言も『枕草子』で秋の素晴らしさの中に記しています。

 

「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端(は)いと近(ちこ)ふなりたるに・・・(中略)・・・日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず」

 

この一節を読むと、その情景がすっと思い浮かび

「(しみじみと)わかる。わかる」

となるところだと思うのですが、

 

この日本の常識は世界の非常識

 

大多数の人にとって、虫の音は雑音でしかなく、

ブンジュ村の村長さんも「工事現場の騒音」のように聞こえるそうです。

 

ちなみにこの村長さん。

「飼っている牛を見れば、眠たがっているとか、違う場所に行きたがっているということがちゃんとわかり」「その日の太陽を見たら、4日後の太陽の様子まで言い当てることができる」くらい自然と深く通じていらっしゃいます。現代の平均的日本人と比べると、はるかに自然に近い感覚の持ち主です。

にもかかわらず、虫の音はきこえない。

 

また、京都に1年中鈴虫が鳴いている鈴虫寺というお寺がありますが、海外では「騒音寺」という異名がついているくらい虫の音は楽しめない。

 

何が虫の音を心地良くするのか、単なる騒音にしてしまうのか?

 

その秘密は日本語にあります。

特に母音「あ・い・う・え・お」の音が鍵を握ります。

日本語(およびポリネシア語)は多くの外国語とは異なり母音主体の言葉です。この母音が自然の音と共鳴するらしい。日本語は、一音一音に意味(あるいはイメージ)をもって脳で処理されています。日本語脳になると、虫の音や風の音、川のせせらぎ、鳥のさえずりなど自然の音をも同様に左脳で意味あるものとして言語処理されます。その結果、自然と敵対したり自然を支配したりという発想ではなく、自然と共に、自然と調和してという独特な感性が育まれているのかもしれません。

 

村長さんは虫の音がきこえるということに非常に価値を置かれています。

 

「地球上で、虫の音がメロディーとして聞こえる、虫と会話ができる稀有な民族が2民族だけいて、それが日本人とポリネシア人

 

「日本人は虫と話をするために、日本語を生んだんじゃないかな」

 

「この世が滅亡する時は、日本人に虫の音が聞こえなくなった時だよ。つまり、自然と対話できる人がいなくなった時に、地球の崩壊が始まる」

 

という村長さんの言葉はあまりに衝撃的です。

僕らにとってはあまりにあたりまえの日本語は、実はとてつもなく貴重なものなのかもしれません。

日本語のルーツはやはり縄文時代までさかのぼることができるようです。1万年以上先祖代々受け継がれてきていることに思いを馳せるととても感慨深い。日本語がとても誇らしく思えます。

今度はこどもたちにしっかりと素敵な日本語を伝え、素敵な感性を育んでいきたいですね。

今日、誰のために生きる?(ごろう)

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ごろうです。

 

日本全国のママたちにぜひ知っておいて欲しい本を紹介します。ぼくは妻から勧められました。とてもいい本です!

 

『今日誰のために生きる?』 

ひすいこたろうX S H O G E N 著(廣済堂出版

 

昨年秋に出版されてベストセラーになっているので、既にご存知の方も多いかもしれませんが、改めて。

 

“ペンキ画家”のショーゲンさんが、アフリカのタンザニアにあるブンジュ村というところで体験されたとても不思議な実話です。

村長さんのお祖父さんがシャーマンで、どうも夢の中で縄文時代の日本の人と交信して縄文的な生き方を学んだのだそうです。ブンジュ村ではその教えに従って縄文的な愛と平和にあふれた世界が展開されていたのです。縄文時代といえば、約1万4千年も武器も争いもない平和な時代、世界的にも例がない奇跡的な時代だったということが考古学的にもわかってきています。

 

その小さな村にアフリカンアートを学びに滞在された現代日本人のショーゲンさん。
日本人なのにあまりに縄文離れしていたために「ショーゲンさんはほんまに日本人なのか!?」と村の人たちにショックを与え、逆に、村の人たちから、本当の日本的な生き方や日本人の感性を教えられ、今ぼくたちに素敵なメッセージを届けてくれています。

 

ブンジュ村への滞在は、次の3つの問いが条件だったそうです。

 

  • ご飯が食べられることに、幸せを感じられるか?
  • ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか?
  • 抱きしめられたら、温かいと感じられる心があるか?

 (ブンジュ村に伝わる「幸せの3か条」)

 

その他にも、日常生活の中でいろいろハッとするような問いかけが、あたりまえのようになされています。

 

  • 今日も空を見上げてる?(それくらい心のゆとりがある?)
  • そこに喜びはあるか?(他人軸で生きていないか?自己犠牲になっていないか?)
  • 今日、誰のために生きる?

 

さらに、本の帯には

 

効率よく生きたいなら、生まれてすぐ死ねばいい

 

なんてショッキングな言葉も。

 

マインドフルネスやハートフルネスがあたりまえの世界。

目の前の物に対しては“赤ちゃんを抱っこするように”」扱い、

目の前にいる人に対しては“抱きしめるように”」話す。

その一瞬一瞬を味わい、感じる

 

この縄文のD N Aを僕らは確実に受け継いでいるんです。

本来、育児中に限定されるべき話では全くありませんが、

特に子育ての、このとても貴重な時期こそ、この本来の日本人の感性をちょっとでも思い出して、毎日丁寧にその瞬間瞬間を味わいたいものです。

日々新たに、
子どもたちと素敵な1日を!

自分らしく(なぎさ)

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なぎさです。

 

3月8日は国際女性デーでしたね^^

国連が定めた、女性について考える世界的な記念日で、

最近日本でも広がりを見せています。

至るところでシンボルのミモザが飾られているのを

見かけた方も多いのではないでしょうか。

 

この国際女性デーを前に、イギリスの経済誌エコノミスト」が、

主要な29か国を対象に女性の働きやすさを評価したランキングを発表しま

したが、今年は日本は最下位から3番目という結果でした。

(それでも昨年よりは1ランクアップ💦)

 

企業の管理職に占める女性の割合が約15%

衆議院の女性議員の割合が約10%と、

いずれも低い水準だったことが主な理由のようです。

 

令和になって多様性やジェンダーレスという言葉も

よく謳われるようになりましたが、

依然として子供が生まれた後に時短勤務を利用しているのは

女性がほとんどだという現実もあります。

背景には、「男は仕事、女は家事」という、

日本に長年根付く

固定的な性別役割分担意識があります。

 

2020年末にファミリーマートが展開した

独自ブランド「お母さん食堂」が

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)だと

賛否が巻き起こったことがありました。

 

たしかに食事を作るのはお母さんだけじゃないし、

バリバリ働きたい女性も、

家事が得意な男性もいます。

 

本当はもっと家事や育児をしたいのに、

「男性だから残業できるよね」という周囲の無言の圧力を感じ、

息苦しさを感じている方もいらっしゃるようです。

 

「男性らしく」「女性らしく」ではなく、「自分らしく」

まだまだ過渡期で課題も多いですが、

固定的性別役割分担意識を払しょくすることは

誰もが生きやすい社会につながっていくと思います。

赤ちゃんを授かり激変する世界を味わう。彩り豊かな毎日(ごろう)

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ごろうです。

 

3月4日のなぎささんの『彩り豊かな毎日』。とても共感することが多いです。子供を授かると世界が一変します。新たな人生の始まりと言っても過言ではありません。もう異次元です。

 

なぎささんが書かれた、

 

「季節行事を大切に」

「行事の意味や由来、歴史などを調べたり」

「昔の人が込めた願いに思いを馳せたり」

「季節の移り変わりを感じたり」

「ご先祖さまや自然に感謝」

 

などそんな気持ちが自然と出てくるのも本当によくわかります。

 

子供の存在によって、改めて自分の住むこの世界のあり様や自分のアイデンティティーに強く意識が向かうのかもしれませんね。

 

僕の場合は、ほとんど日本のことを知らずに生きていたことに愕然として、強烈に日本人としての自分を意識するようになりました。日本の歴史や文学などにも興味の対象が広がり、中でもシンプルに日本語の特異性と素晴らしさに惹かれるようになりました。あ・い・う・え・おの一音一音に意味があり、日本語を話すことで、誰もがたとえば、

(「秋は夕暮れ・・・」『枕草子清少納言 の締めにある)

風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず

にスッと共感できる感性が育まれます。
この「虫の音」を聴く耳をつくる日本語のヒビキに実は今一番ときめきを覚えています。

 

その他、子供を授かってから、車やiPhoneやエアコンや炊飯器などが我が家に登場しました。それまでどんな生活をしててん!とよくツッコマれるところでもあるのですが、随分と日常生活の様子も変わりました。

また、USJや甲子園でコスプレしたり、盛り上がったりと、今までとは全く別の人生を謳歌しています。

赤ちゃんを授かったことで、大人だけの優雅な世界から、まったく想定外のバタバタした世界へ。でも時間的にも空間的にも美しく大調和が図られそうな無邪気で遊びの豊富な世界へと。

 

まさに彩り豊かなそれこそお祭りのような毎日に感謝です。

彩り豊かな毎日(なぎさ)

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なぎさです。

 

3月3日はひな祭りでしたね。

我が家もひな人形を飾り、

親族で集まって、お祝いしました^^

子どもたちは大きな声で歌を歌ったり、

何度もひな飾りを見に行ったりと上機嫌!

みんなが集まっていること自体がすごく嬉しかったようで、

いつもよりテンションが高く、食欲も旺盛でした。

 

ひな祭りの由来は諸説ありますが、

300年以上前の中国で行われていた

「上巳(じょうし)の節句」が起源だという説をご紹介します。

 

上巳とは、旧暦3月の最初に来る巳の日のことで、

この時期は季節の変わり目で、邪気が入りやすいと考えられていたため、

上巳の日に水辺でけがれを祓っていました。

 

漢の時代に、3人の娘をもうけた男性が、

3人とも生後3日以内に亡くし、

悲しむ男性の姿を見た村人たちが、3人の娘の亡骸を酒で清め、

水葬したのがひな祭りの始まりだというものです。

 

川で身を清めたり、宮中で宴席を催すなどして災厄を祓う中国の習わしと、

「禊祓(みそぎはらえ)」の思想や「人形」を流す日本の伝統文化が融合し、

江戸時代に入って女の子の健やかな成長と幸せを願うための行事として定着したそうです。

ひなまつりには昔の人たちの、

子どもたちの成長に対する切実な願いが込められていたんですね。

 

子供ができてから自分自身で変わったなと思うことのひとつに

季節行事を大切にするようになったことがあります。

もちろん子どもたちが喜ぶ姿を見るのも醍醐味のひとつですが、

行事の意味や由来、歴史などを調べたり、

昔の人が込めた願いに思いを馳せたりと、

ひとつひとつのイベントを大事にしたいと思うようになりました。

(祝われるより祝う側に立場は変わりましたが…)

 

そういった季節行事を通じて、

季節の移り変わりを感じたり、

ご先祖さまや自然に感謝する気持ちが生まれたりして、

より毎日が彩り豊か✨になった気がします。

育児・育休期間こそ感性が磨かれてとても豊かになれる時期です!(ごろう)

育児をプラスに!I K U G+

ごろうです。

 

3月になりました。まだ結構な冷え込みで真冬のように寒いですが、それでも日もどんどん長くなり、春の空気感が感じられるようになって来ましたね。

今日はひな祭り。

この「無茶苦茶寒いけど春っぽい」みたいな季節の変化を存分に(・・・強制的に!?)楽しめるのが育児・育休中の特権だなと思います。

僕自身は企業勤めしていた頃、今思えば心の奥底では季節感のない毎日におおげさでなく絶望感を感じていたようなので、育児中、子供を連れて毎日散歩したり遊んだりする中で感じられる季節の移ろいが極上のご褒美でした。

(妻が産後かなり体のダメージがあってきつかったので、できるだけ彼女が一人でゆったりと休めるようにと、赤ちゃんを抱っこして毎日せっせと外出していました。近所の散歩を超えて山歩きや街歩きに発展して、必要があってのことでしたが僕にとっては今でもいい思い出です。)

 

限界を超えて育児を頑張っている時こそ、このちょっとした季節の変化を積極的に取りに行くことをおすすめしたいです。精神的パワーの補充になります。

春夏秋冬の四季だとざっくりしすぎなので、さらに細かく二十四節気(月の半分)あるいは七十二候(約5日)を頭の片隅に入れておくと面白いです。

 

今の時期は二十四節気でいうと雨水です。雪ではなく雨が降るようになり、雪や氷が解け出し春が感じられるようになる時期。雨水に入ると雛人形を飾り始めると良いと言われています。3月5日からは啓蟄に入ります。冬籠りしていた虫が這い出てくる頃で、どんどん春が進んでいきますね。

 

七十二候で言うと今は草木萠動そうもくめばえいずる。やっぱり春です!これをちょっと意識して外に出てみると、不思議と「芽生え出ずる」現象が目に入ってきます。あたりまえのことに感動できる瞬間です。

七十二候は5日毎に入れ替わるので、毎日同じことの繰り返しで単調な日々が続いているように思えて滅入りがちなときなど、ちょっと心を動かすのにもってこいです。

 

育児期間は自然大地に比較的近いところで過ごしやすいです。社会人生活で麻痺しがちな感性を取り戻す素敵な時期にもなり得ます。ここは積極的に!

 

ちなみに今日のひな祭り。桃の節句。旧暦3月3日は今の暦では4月中旬頃なのでこれから1ヶ月あまりは雛壇を飾って楽しんでいてもいいかもしれませんね!

うちは男の子なのでさらっとしたもんですが^^