〜育児をプラスに!〜

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三文の徳と探湯神事(ごろう)

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ごろうです。

 

七十二候では

昨日から大雨時行(タイウ時々降る)

 

大暑

  • 初候 桐始結花 22日~27日
  • 次候 土潤薄暑 28日~8月1日
  • 末候 大雨時行 2日~6日

台風や夕立の時節。

もうまさにです。

 

さて、早起きは三文の徳。

最近こればっかり書いていますが、

本当に三文の徳。

単に早起きするだけでいいことだらけです。

  • 幸福感が上がる。多幸感。
  • つながりが感じられる。
  • 自信が湧き出てくる。

などなど。

特に何か特別なことがあるわけではないが、

とても特別で素敵な変化が感じられます。

 

というわけで

最近の僕の一日は日の出前後の神社散歩から始まります。

少し前のことになりますが、

七月中旬、

早朝に廣田神社を参拝すると

拝殿の前に大きな釜が3つ置かれていました。

 

この珍しい光景に一気に目を奪われた(一瞬で目が覚めた)のですが、

これは午前十時から行われる

探湯神事(湯立神楽

の準備でした。

この説明書きによると、

探湯神事(クガタチシンジ)湯立神楽(ユタテカグラ)とは

 

古代、盟神探湯(クガダチ)・誓湯(ウケヒユ)と称し事の真偽を判ず為、神に誓ひて熱湯中を探る一種の神前裁判を意味しました。

日本書紀巻十 應神天皇九年条に武内宿禰(タケシウチノスクネ)と甘美内宿禰(ウマシウチノスクネ)が爭ひ、勅命により神祇に請して探湯を爲し、武内宿禰の真正なることが判明した事が記されており、竟宴歌にも「筑紫へてくがたちせしに清き身は六代(ムヨ)の皇(スメラ)に仕え来にけり」と詠まれています。

往古の盟神探湯の遺風を今に伝へたのが當社の探湯神事であり、巫女が大釜の熱湯を笹束を以て四方の神々に捧げ益病害虫風水害等を除去する退魔の神事で、同時に聖湯を浴びた者は清明な身心に立ち帰り無病息災を得る禊祓の儀式でもあるのです。笹束(湯たぶさ)の葉は不慮の災厄を退散させる護符として神験顕著であり珍重されています。

 

つまり熱湯を用いて事の真偽を明らかにするという古色蒼然とした裁きを起源とし、己の真とつながるためのご神事と解釈しました)

 

武内宿禰景行天皇成務天皇仲哀天皇応神天皇仁徳天皇の五代の天皇神功皇后廣田神社にゆかりがあります)に支え国家に忠誠を尽くしたとされる伝説的な人物です。明治から昭和にかけて一円札の肖像としても取り上げられていました。ちなみに肖像として使用されていた期間は69年。肖像使用期間は最長です。

 

この探湯神事のことは今まで知らなかったです。

これこそ三文の徳!?

参加しない手はありません。

わくわくして(興味本位で)午前十時に再訪。

熱い湯(はじめに神饌にお供えされる日本酒と塩とお米を熱湯中に捧げ入れていました)もパサッパサッっとかけていただき!?びっくりしたのとスッキリしたのとで、なかなか興味深いものでした。

お下がりの”熱湯”もいただきました。

ご神事というと静かに催行される印象が強いですが、

盟神探湯神事は静かな中にも少し強烈な動きがある。

内から外から刺激され、禊祓の実感も確かに感じられる。

真に生きようという気持ちも強くなった。

何より、面白いというとお叱りを受けるかもしれませんが、

「あっちっち・・・」と軽く騒ぎながらとても面白かった。

来年もまたみんなで参列しようということになりました。

 

何か特別なことが起こっても何も起こらなくてもハッピー

そんな素の状態に自然にもどれる素敵な時間帯(特に日の出の時分)が確かにあることをまずは知っておくだけでもいいかもしれません。

 

p.s.

昨晩は同じ廣田神社にて”夏の夜に灯る竹灯籠”を見に行きました。

夕刻の幽玄な時間帯もまた良しです。