育児をプラスに!IKUG+
なぎさです。
先週末は、地域のファミリーサポートセンターの講習会に参加しました。
ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)とは、
子育て中の家庭と子育てを支援したい人をつなぐ地域の相互援助活動を行う仕組みです。
各自治体が運営主体となり、地域で子育てを「助け合う」ためのネットワークとして全国に広がっています。
ファミサポの存在は知っていたものの、利用を検討するようになったのは、
小学生になった娘が習い事を始めたのがきっかけでした。
4月から書道教室に通い始めたのですが、
毎週平日の夜にお稽古があるため、送迎が問題でした。
初めて自分からやりたいと言ってきて、毎週楽しそうに通っているので、
できれば続けさせてあげたい。
そんな親心から最初は送迎のためだけに夫婦で仕事を調整したり、
片道車で1時間かかる祖父母に協力をお願いしたりしながら
なんとかこれまでやってきました💦
しかし私の出張が増え、高齢になってきた祖父母にさすがにこれ以上
負担はかけられないとのことで、今回ファミサポに登録することにしました。
ファミサポに「おねがい会員(=子育ての支援を受けたい人)」と「まかせて会員(=子育ての支援を行いたい人)」が登録し、
保育施設への送迎や預かりなどのサポートを行います。
多くの自治体では1時間あたり600円〜900円程度で利用できるようです。
私が住んでいる地域のファミサポに登録するには講習会への参加が必須で、
おねがい会員は1回、まかせて会員は全5回の講習会への参加が必要です。
ドキドキしながら2時間の講習に参加すると、
元中学校の教員で、短大や大学などでも保育を教えていたという女性講師が
「地域と子育て」というテーマでお話してくださいました。
印象的だったのは、子育ての目的は「子どもの自己実現である」というお話。
子どもの幸せを願わない親はいないが、子どもの幸せとはなんなのかー。
子どもの幸せとはつまり「自己実現」であり、
自己実現とは「アイデンティティの確立(自分が自分であるという感覚)」であり、
そのためには「基本的信頼(愛され感、自己肯定感)」が大切だとお話されていました。
そして、その基本的信頼を築くためには「抱っこ」がとても大事なんだそうです💓
でも「抱っこ」する方は重たいし、腰も痛いし、大変ですよね💦
だから、ママやパパに必要なのが「ゆとり」。
自分自身に余裕がなくていっぱいいっぱいだと、
ついつい「あっち行ってて」「今、忙しいからちょっと待ってて」など
子どもに言ってしまいがち💦
だから、自分で抱え込まず、たくさんの手を借りて子育てすることも必要ですよね。
多様な価値観に触れることは子どもにとってもプラスになり、
いろんな人に助けられたという感謝から、
おねがい会員だった方が、子育てが落ち着いたら今度はまかせて会員になるケースも多いそうです。
講習会に参加してみて、「頼ること」は決して弱さではなく、
地域のチカラを引き出す大切な一歩なのではないかと感じました✨