〜育児をプラスに!〜

育児とキャリアのハッピーシナジーを楽しもう

夏越の大祓(ごろう)

育児をプラスに!I K U G+

ごろうです。

 

今年も半分が過ぎました。

この時期に行われるご神事が

夏越の大祓

です。

半年分の罪・穢れを大いに祓って

年末まで元氣にすごそうというものです。

大祓えは年末(年越大祓)と六月末(夏越大祓)の二回あります。

 

昨日、近所の廣田神社兵庫県西宮市)に参拝してきました。

廣田神社阪神タイガースの優勝祈願が行われることでも

知られています。

 

大祓では、多くの神社で写真のような

大きな茅の輪が登場します。

この茅の輪をくぐることで罪穢れを祓い心身を清めます。

 

茅の輪くぐりの作法

 

イラストの通り

左回り→右回り→左回り

で茅の輪をくぐります。

くぐる際に唱える言葉もあるので

事前に頭に入れておくといいでしょう。

 

(一回目)

みな月の なごしの祓 する人は

千年(ちとせ)の命 のぶといふなり

 

(二回目)

思ふこと みなつきねとて 麻の葉を

きりにきりても 祓ひつるかな

 

(三回目)

蘇民将来蘇民将来

 

茅輪神事の由来

 

唱える言葉の和歌はわかるが、

三回目の蘇民将来ってなんやろ?

と思われた方も多いと思います。

茅輪神事の由来の中にでてきます。

廣田神社で掲げられていたものをそのまま紹介しますね。

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 神代の昔、素戔嗚尊スサノオノミコト)が、南海の方へ向かわれる途中、ある所でお泊りになろうとして、土民の蘇民将来(そみんしょうらい)、巨旦将来(こたんしょうらい)と云う兄弟に宿を求められた。

 その時、弟の巨旦将来は、裕福な身であったにもかかわらず、泊めることを拒んだのに対し、兄の蘇民将来は貧しい身でありながら尊(みこと)をお泊めし、粟柄を以て座を設け、粟飯を饗してご待遇申し上げた。

 その後、年を経て尊は再び蘇民将来の家を訪れ、「もし天下に悪疫が流行した際には、ちがや(葦)を以て輪を作り、これを腰につけておれば免れるであろう。」と教えになられた。

 この故事に基づき、蘇民将来と書いて、これを門口に張れば、災厄を免れるという信仰が生じ、また大祓神事に茅輪を作ってこれをくぐり越えるようになった。

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こんなお守りもかわいくて好きです。

 

子どもたちと神社に行こう

子どもたちも普段見られない大きな茅の輪を見るだけでも喜びますし、

くるくる回るとそれ自体が楽しいようで三度では収まらないことも。

今は意味がわからなくても幼少時の体験としてもおすすめです。

 

大人のぼくたちも

罪・穢れというと大層な感じがしますが、

言葉をほぐして解釈すると

「ツミ」は知らず知らずに積もった心の垢、不平・不満、鬱憤、ネガティブな感情など

「ケガレ」は気枯れで、だるくて力がでない、ワクワクしていない、元氣でない状態

なので、ちょっと

今の心身のコンディションを省みて、シャキッとさせる

いい機会になろうかと思われます。

清浄さ、美しさ、明るさ、元氣、朗らかさ

につながると最高です。

 

ピンときたらぜひ親子でお楽しみください。

 

「大祓い」は「大笑い」!?

 

個人的には、

大祓(おおはらい)は大笑(おおわらい)

に転換されるイメージがあります。

神話にある天岩戸開きの際、天照大御神が天岩戸にお隠れになったことで、外の世界が真っ暗闇となり大変な事態になっているにも関わらず、最後は八百万の神々の大笑いが問題解決の道筋を作りました。

笑いは悩みを吹っ飛ばしますね。

 

大いに祓って子どもたちと大いに笑う毎日を!

知好楽~⑦冒険を楽しむ~(なぎさ)

育児をプラスに!IKUG+

なぎさです。

 

論語の中にある「知好楽」という言葉をご存じでしょうか。

 

「子曰、知之者不如好之者。好之者不如楽之者」


(子曰く、これを知る者は、これを好む者に如かず、

 これを好む者は、これを楽しむ者に如かず)


「知っているだけの人は好きである人にかなわず、

 ただ好きな人は楽しんでいる人にかなわない」


つまり「何事も楽しんでやる人が勝ち!」という意味です。


例えば、仕事に就いたとき。

仕事の内容や必要なスキルなど、必死に勉強しますよね。

これは「知」の状態です。

 

次に、「好きこそ物の上手なれ」というように

仕事が「好」きになると、どんどんいろんなことが上達してきます。

 

そして、「楽」しんでやっていると、

やりがいが生まれ、周囲にも楽しさが伝わります。

楽しさは楽しさを呼び、ハッピーな循環が生まれるので、

さらに楽しくなっていきます。


これは育児にも言えることです。


【知の状態】

子育ては新しい知識を得ることの連続です。

妊娠中から始まり、赤ちゃんが生まれた瞬間から次々と新しい知識が必要になります。

例えば、授乳方法や離乳食の進め方、成長段階ごとのケア方法など、

知識が求められる場面は無数にあります。


【好の状態】

子どもは日々新しいことを学び、成長します。

その一つひとつの成長を喜び、興味を持つことで、

子育てはさらに充実したものになります。

また、子どもの視点から世界を見直すことで、

見過ごしていた日常の小さな喜びや不思議さに気づくことができます。

子どもと一緒に遊んだりすることで、親自身も新しい興味を発見することができます。


【楽の状態】

「楽」は、育児そのものを楽しむ姿勢です。

子どもと過ごす時間を心から楽しむことで、

育児は苦労ではなく、喜びに満ちたものになります。

親自身が楽しむことで、子どもも安心し、健やかに育ちます。


「知好楽」の考え方を取り入れると、

育児は人生を豊かにする素晴らしいプロセスになります。

 

大人も子どももワクワク!

IKUG+はそんな社会の実現を目指しています✨

 

 

育児は社会課題~⑥場を整える~

育児をプラスに!IKUG

なぎさです。

 

ごろうさんが、産後の上げ膳据え膳の大切さについて紹介してくれました。

ikugplus.com

出産後、女性の体が受けるダメージは、

車にひかれて交通事故に遭うのと同レベルと言われます。

しかし、諸外国と比べても、

日本では産後ケアの重要性の認識が浸透していないのが現状です💦

 

というのも実は、産後女性の死因1位は自死

その原因となり、産後女性の1020%に起こる産後うつは、

産後8週の間に発症します。

この時期に7時間以上の睡眠をしっかりとり、

朝日を浴びて散歩などを行うと、

そのリスクは軽減すると言われています。

産後の1カ月間をどう過ごすかで「産後うつ」は防げる場合があるのです。

 

また、「女性の愛情曲線」に関する調査によると、

結婚直後は愛情の配分先のトップは「夫」ですが、

子供が生まれると子供がトップの座につき、夫への愛情はぐっと下がります。

その後、大変な乳幼児期に

「夫と二人で子育てした」と回答した女性たちの夫への愛情は回復し、

「ワンオペで子育てした」と回答した女性たちの愛情は低迷したままです。

 

https://pa-puru-mama.com/column/202211-9/

うちの夫はこのグラフを大変興味深そうに、まじまじと眺めていました。

一体どんな気持ちで見ていたのかは謎ですが・・・

 

育児は社会課題。

場を整えることはママの命だけでなく、

家庭の平和を守ることにもつながるのです。

 

場を整える(ごろう)

育児をプラスに!I K U G+

ごろうです。

 

子供が大きくなっても言えることだが、
子供との時間は一瞬一瞬が勝負(宝物)だ。
どんどん成長するので、いつもいつもこの“今だけ”の貴重な時間を大切にしてほしいと思う。
もうかわいくてかわいくてコロコロしている時はもちろん、
たとえ暴君状態になっていて手がつけられない時も、

あとで振り返るとすべてとても貴重です^^

 

目の前にいる存在はまさに今だけの存在

(ふと気がつくと、すでに過去の存在になっている。ぼ〜っとしているとおそろしい。)

 

「場を整える」必要性

 

子育ては想定外の連続だ。特に初めてのこどもの場合はまったく土地勘がなく翻弄される。毎日もまれながら、なんとかかんとかこなせるようになってはくるが、こどもの成長は凄まじく、慣れた頃にはもう次の次元に飛び立っている。やはり翻弄される毎日だ。

目の前の存在に100%向き合うために、貴重な一瞬一瞬を味わうためにも、

余計なことをしている余裕はない。

ここに場を整えて臨む必要が生じる。

 

ママ(自分)が最高の状態で臨める環境をつくる

 

日本では昔は産後の床上げ期が3週間から1ヶ月でした。

この期間はひたすら休む。

上げ膳据え膳状態で、授乳以外はひたすら休む。

育児・家事がある程度できるようになるまでおよそ1ヶ月弱。

それくらい完全に休むことが自然の理に適っているのが経験的にわかっていたのだろうと思う。現代でも参考にすべきである。

 

床上げまでの3週間にとどまらない。

その後も、基本は上げ膳据え膳でいいと思う。

それだけ子供を育てることは大切なことだし大変なこと。

今はママに負荷がかかりすぎている。

本当はもっと楽に育児ができて、育児を楽しめる状態じゃないと。

 

とはいえ、時代や社会環境に文句を言っていても不毛なだけである。
自分でできる範囲で主体的に理想的な場を整えることが重要だ。

 

上げ膳据え膳は、
本当に必要なこと以外はしてはいけない

本当に必要なことのみに全集中!

という発想を象徴するものだ。

 

その時その時で、自分が全集中すべき本当に必要なことといったらなんだろう?

それが何かは人によって異なるが、明確に自覚して、
自分ができるだけ優先度の低いことに
気を煩わさずに済むような環境

整えておきたい。

 

育児は子供を中心とした家の経営だ。
また子供が新たに加わった自分の人生の経営でもある。

ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を活用し、
どう育児をしていくのか?どう人生のキャリアをつくっていくのか?
できる範囲で整理しておくといいだろう。

 

  • ヒト:よき理解者・協力者は誰?どう巻き込む?
      (最大・最愛の味方であるはずの夫がどうしようもない敵?に
       見えることもままあるらしい。要注意である。ママもパパも。)
  • モノ:どんなサービスが使える?どんなグッズが必要?
       家事負担を減らせる工夫はないか?
  • カネ:どれだけお金がかけられる?
  • 情報:(あふれる情報の中で)自分にとって本当に必要な情報は?

 

場を整えて、堂々と上げ膳据え膳体制を築いて勝負しよう。

 

「場を整える」意味

 

自分ひとりでなんでもかんでも頑張るには限度がある。
人の助けを借りる。
物やサービスの助けを借りる。
そう場を整えるのには、大きな意味がある。

他力の活用である。

自力だけの限界にチャレンジし続けるのも自分が鍛えられて厳しくも良い修行になるだろうが、限界を知り(ある意味あきらめて)、他力を気持ちよく活用できると、もっと楽で楽しい修行になる。孤立よりも協調を。苦行よりも楽行を。

自分でなんでもやらないと気が済まない人は、なんでも自分の思い通りにしたいという傾向がある。

けれどもなかなか自分の思い通りにならないのが育児だ。

思い通りにならないことに執着すればするほどストレスがたまる。
完璧主義も減点思考も罪悪感も一切いらない。

特に、これまで一人でゴリゴリ頑張る傾向があった人は、この機に

甘える、ゆるす、認める、信じる
ゆだねる、まかせる、がんばらない
力を抜く、適当、いい加減、ほどほど感
などなど

そのゆるさ加減を意識的に体験してみるのもいいだろう。

 

場を整える。

すべてに頑張らないという選択をする。

任せるところは任せて、手放すところは手放して

上げ膳据え膳

ピンポイントで自分がなすべきところに全力投球する。

 

この、誰に何を任せるか?自分が何をするのか?

限られた条件の中で何ができるのか?どう進めていくのか?

この差配は仕事・キャリアにも通じる。

プレイヤーからマネジメントへ。

 

すべては繋がっている!

4つのS~⑥場を整える~

育児をプラスに!IKUG+

なぎさです。

 

こんな興味深いデータを見つけました。

https://president.jp/articles/-/72696?page=5より

 

たった4年という短い期間に、数字が大きく変化していて、あらためて時代や価値観の変化を感じました✨

 

実際、私も以前仕事が忙しかった時期に家事まで手が回らず、

外部サービスをお願いしようかと夫に相談したところ、

「えー、もったいなくない?自分でやればタダじゃん!」と言われ、

諦めたことがあります💦

※ここで言う「自分」は夫ではなく、妻である私を指しています。

 

特に育児に関しては外部サービス利用への賛成が

2018年33.5%⇒2022年には74.1%と圧倒的多数になっています。

 

もちろん金銭的な問題もあるでしょうが、

「子どもを他人や保育園に預けるのはかわいそう」

「子どもに寂しい思いをさせるなんて母親失格」

「家事も育児もしっかりこなしてこそ良妻賢母」

以前はこんな価値観が心理的抵抗になり、

家事や育児をアウトソーシングする障壁になっていたのかもしれません。

 

私も育休中は

「仕事をせずに家にいるんだから夕飯はしっかり作らなくちゃ」

「子どもの食育は母親である自分の役割」だと思い込み、

出来合いのお惣菜や外食することにうしろめたさを感じていた時期がありました💦

 

出産・育児は人生で最大級の転機であると以前のブログで書きましたが、

全米キャリア開発協会の会長も務めたナンシー・K・シュロスバーグは、

「転機を乗り越えるための4つのS」を提唱しています。

 

4つのSとは、

・Situation(状況)

・Self(自分)

・Support(支援)

・Strategy(戦略)

 

IKUG+が提供するサービスでも、この4つのSを大切にしています。

一番大切なのは、家族みんな元気で、笑顔で過ごせること。

そのためには、Situationを見極め、Selfを理解した上で、

一人で抱え込まず、周囲のSupportを得て、Strategyを立てることも必要です。

育児はハードモード~①視点を変える~

育児をプラスに!IKUG+

なぎさです。

 

今日は終日オンライン研修でした。

「怒る」「叱る」の違いについてご説明していたところ、

受講者の方が「これって子育てと一緒ですよね」と!

聞けば、4歳のお嬢さんを育児中のパパさんでした✨

 

叱るというのは、相手のために出る行動、

怒るというのは、思い通りにならない時に噴出する感情です。

 

この違いは我が家の5歳児にもわかっているようで、

なにか悪さをしたとき大きな声で怒ると

「怒られた。怖い」という感情だけが残ってしまい、

行動は繰り返されます💦

 

でも、しっかりと目を見て、冷静に、穏やかな口調で

「ママはすごく悲しい気持ちだよ。なぜだかわかる?」と問いかけると

「もうしないって約束する」と言って、行動が改善されます。

 

また、こんなこともありました。

娘が折り紙を切り刻んでリビングを散らかしたとき、

怒鳴りたくなる気持ちをぐっとこらえて

「なんでこんなに散らかしたの?」と聞くと

「お花をつくってママにプレゼントしたかったの」という言葉が✨

思わず抱きしめました💕

 

仕事でもミスした部下に勘違いして頭ごなしに怒鳴ると

関係性が崩れることにつながりますよね💦

 

そんな話で盛り上がりながら、そのパパさんは、

「仕事ならポジションパワー(制度上の地位や肩書が持たせる力)が使えるし、

理屈も通るけど、仕事より育児の方がハードモードですわー」と笑っていました。

あらためて育児ってすごい!と思った一日でした。

見えないしがらみ(なぎさ)

育児をプラスに!IKUG+

なぎさです。

 

来春、小学生になる我が家の双子。

先日ついにランドセルを購入しました。

 

私の時代は、男の子は黒、女の子は赤しか選択肢がなく、

デザインもシンプルでした。

 

今はピンク、水色、メタリック、キャメル、ボルドー、モスグリーンなど

色とりどりのランドセルがあり、

刺繡やチャームがついていたり、布製の軽いものがあったりと

選択肢が多くて驚きました!!

(女の子に一番人気はラベンダーだそうです)

選べるって自由ですよねー✨

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少し前までは飲食店に行くと、なにも言わなくても

娘の前にはピンクの食器が、

息子の前にはブルーの食器が置かれていました。

(いまでもたまにあります。)

ピンクが好きだった息子はいつも娘を羨ましがっていました😿

 

こういった見えないバイアス(偏見や思い込み)やしがらみは

世の中にたくさん蔓延っていて、

長い歴史を経て継承されてきたからこそ

なかなか払拭することが難しいのかもしれません。

 

「女性には生まれつき母性が備わっている」

「女性の方が育児に向いている」

というのもまさに長年蓄積されてきた根拠なき先入観。

 

私自身、出産直後を振り返ると

「育児はママが頑張らなくちゃ」

「子供が病気の時は母親がついていないと」

「まだ小さいのに保育園に預けるのはかわいそう」など

無意識に自分で自分を苦しめていた気がします。

 

ですが「親性能」と呼ばれる

育児場面でよく使われる脳内のネットワークの発達には

生物学的な性差はなく、

個人差のほうが圧倒的に大きいことが京都大学の研修でわかっています。

また、親性脳は育児経験を通じて次第に形成されていくそうです。

 

「育児は育自」というように

きっと親自身も育児をしながら成長し、

だんだん親になっていくものなんでしょうね。

そういった意味でも男性育休が当たり前の世の中になるといいなと思います。

まだまだ過渡期ですが、

社会は確実に変わろうとしています✨